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アヘアヘ・アフェリエイト

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#8 寿司屋 鮓秀(すしひで)

新居浜のお店紹介

No.8: 寿司屋 鮓秀(すしひで)

年月日: 2006.3.23

すし秀1

すし秀

すし秀

 

住所:

徳常町7-31

予算: 寿司屋なので注文しだいで...
参考:上にぎり一人前2800円
ジャンル: 寿司
営業日: 日曜休 開店17時頃、ねたの状況で閉まる
レポート:

このコーナーを始めたときから、ずっとこのお店を紹介したかった。反対に言うと、このお店が紹介したかったからこのコーナーを始めたのかもしれない。

ワタシにとってお店の中のお店、寿司屋の中の寿司屋。まさにキングオブ寿司屋というランク付けのこのお店。★十個でも足りないくらい。でもガイドブックにはあんまり載ってない。ここの大将が取材を好まないからだ。

新居浜に来ることがあったら、是非このお店を訪れて欲しい。ワタシのオススメは写真のあなご焼き。かつてこんなにうまいあなごは食ったことが無かった。

20年前、新居浜にやってきた22才の頃、ワタシは生の魚が食べられなかった。大阪育ちのワタシにとって刺身は「キモチワルイ・ぐにゃぐにゃした・生臭いまずいもの」に過ぎなかったからだ。まあ、要はうまい魚が大阪には普通に売ってなくて、まずい魚としか出会ってこなかったってことだ。

職場の同僚がこの店につれてきてくれたときも、生魚が食えないからと、かっぱ巻きとか新香巻きとかばっかり食ってたのだが、「ダマされたと思って食え」と言われてあなご焼きを食って見た。大阪にいた頃は、あなごなんて生臭い、硬い、ニツメを塗ったしょうもない食い物にすぎなかったが、ここのあなごを食べて考えが変わった。こんなにやわらかく、生臭さのないあなごを食べたのは初めてだった。そしてトロの刺身を食べてみてさらに驚いた。本当にウマかったからだ。

これがきっかけでこの店に通うようになり、ワタシは徐々に生魚に慣れていったのである。それまで肉しか食わなかったワタシの味の領域がここに来てからどんどん広がって行ったわけで、この店はワタシの食べ歩きの原点ともいえる店だ。

自分の思い出話ばっかり書いてしまったが、ここは本当にウマいので世界中の人にオススメしたい。マジで。

料理の手早さ、手際のよさ、混じりけの無い鋭い味、手で切ったツマやバラン、木の香りがする折や包みなどなど、全てが・あらゆるものが最高だと思う。


一点注意を。この店にはほとんど「時価」のネタはなくて、値段表に一通り値段が書いてあるが、まれに「ざく」(湯引きしたふぐの皮と身をポン酢に混ぜてねぎを大量に入れて食べる)みたいな季節商品もあり、値段が不安なときは先ず値段を聞いて欲しいと思う。納得の上食べないと、後で支払うときに思ったより高かったりして、思わぬトラブルの元だからだ。

基本的にこの店はあんまり商売気がなくて、ワタシが「今日は○○はありますか?」と事前に電話しても「今日はロクな魚が無いから来ても仕方ないよ」なんて言う正直コメントが帰ってきて驚いたりするのだが、そういうところもこの店の好きなところだ。

でも、いくら商売気がないと言ってもここはやはり正統派高級寿司屋なので、予算には十分余裕を持って行っていただくよう切にオススメしたい。



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